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「オフィスのスペースを有効に活用したい」「会議用デスクの購入を検討しているがどれが良いか迷う」といった課題をお持ちではありませんか?
オフィスの広さやTPOに応じて収納や移動、形態を変更できるフォールディングテーブルなら、そのような課題を解決できるかもしれません。
本コラムでは、そんなフォールディングテーブルの基本的な知識をはじめ、種類や特徴、選び方のポイントまで解説。実際に購入する前に読んでおくと役立ちます!
フォールディングテーブルとは
フォールディングテーブルとは、その名の通り英語の「folding(折り畳まれた)」から名づけられた折り畳みが可能なテーブルです。脚にキャスターが付いたものもあり、移動もしやすく、収納がしやすいところも魅力です。
普段は折り畳んで収納しておき会議の時は広げて、人数に応じてテーブルを移動させて…など、ニーズに応じて使えるため有効活用できます。
木製で温かみのあるデザインのものもあれば、金属製でシンプルなデザインのものもあり、オフィスの雰囲気や好みに応じて選べます。
フォールディングテーブルの特徴
フォールディングテーブルは折り畳めるだけでなく組み立てるのも簡単なため、収納性や使い心地などに魅力を感じて購入を検討されることが多いテーブルです。こちらでは3つの項目に絞って、フォールディングテーブルの特徴について解説いたします。
収納が簡単
フォールディングテーブルの最大の特徴は収納が容易だという点です。折りたたんでコンパクトに収納ができ、その大きさや形状もさまざまな商品があるため、収納スペースに応じて選ぶことができます。
例えば、天板部分を折り畳むタイプであれば非常に薄くなるので、少しのスペースで収納ができます。
最近は、デスク用のラックなども販売されていますので、収納スペースの状況に応じてこちらも検討されると良いでしょう。
多目的な利用と場所への適応
最近はテレワークが進み、出社頻度もまちまちという場合も少なくありません。例えば、日によって出社する人数が異なるといった場合であれば、配置を自由自在にできる方が利便性が高くなります。
このような観点から、フォールディングテーブルは使い勝手が良いと言えます。例えば、人数が少ない日は使用しないテーブルを畳んで隅に移動しておけば、コンパクトなデスクの配置が可能となり、オフィスを広く使えるというメリットがあります。
キャスター付きのものであれば、別の執務エリアに移動することも可能ですので、最低限の台数での運用が可能です。
素材とデザインが豊富
最近はオフィスだけでなく、家庭やキャンプでの使用を想定した多様な素材やデザインのフォールディングテーブルも登場しています。
ナチュラルな雰囲気の木製をはじめ、シンプルなアルミやスチールといった金属製、軽量化を重視したポリプロピレン製など、さまざまな素材のものがあります。
また、デザインについても、ちゃぶ台のように日常で使うことを想定したものもあれば、キャンプなどで活躍しそうなカラフルでオシャレなデザインのものもあります。
オフィスだけでなく日常使いもしたいという方は、こちらも検討されると良いでしょう。
フォールディングテーブルの種類
折り畳めるテーブルと聞くと、昔からある脚を折り畳む方式のものを想像される方もいるかもしれません。最近は、さまざまな形態のものが登場していますので、ご紹介します。
フラップテーブル
フラップ(flap)とは、もともと飛行機の主翼を調整するための小翼を指します。物体を軽くたたく、振り動かすといった意味合いもあることから、天板を縦に倒すことができるテーブルとしてその名がつけられました。
テーブルにもよりますが、キャスター付きで移動が容易であること、固定・解除がレバーひとつで行える操作性、重ねて並行に収納できる…といった利便性の良さから、オフィス、特に会議室で最もよく見るフォールディングテーブルの一つと言えるでしょう。
折れ脚テーブル
折れ脚というその名の通り、脚を折って収納できるテーブルです。
脚を広げることで自動ロックがかかる「ばね式」構造のものもあれば、脚を手動で広げた後、天板部と脚部を固定するためにクランクパーツを突っ張らせて固定する形式のものなどがあります。
いずれもテーブルを一度ひっくり返した後、セッティングを行う必要がありますが、隙間や重ねての収納が可能なので、収納スペースに応じて検討されると良いでしょう。
フライトテーブル
もともと飛行機の座席背面部(着席時は前部分)に取り付けられており、必要に応じて倒せるテーブルということから、その名がつけられました。
角型や丸形などさまざまな形態がありますが、一般的には天板を倒して収納できるテーブルを指しています。レバーで天板の折り畳みを操作でき、キャスター付きで移動にも便利なものが多いです。
折りたたみテーブル
テーブルの脚部がX型のクロスしており、天板の跳ね上げと連動して脚が畳まれる仕様となっています。折り畳んだ後、壁などに立てかけて収納することが基本ですが、デザインによっては自立できるテーブルもあるので、事前にどちらが良いか確認しておきましょう。
一般家庭のガーデンテーブルとしてよく見かけるデザインであり、持ち運びにも便利なコンパクト型のものが多いため、ニーズに応じて選定しましょう。
フォールディングテーブルの活用方法
それでは、このようなフォールディングテーブルはどのようなシーンで活用されることが多いのでしょうか。具体的な活用例をご紹介いたします。
会議や研修、イベントでの活用
その時々に応じ、人数やテーブルの配置方法に関するニーズが異なることから、フォールディングテーブルはさまざまな配置やTPOに対応できるように設計されています。
例えば、大規模な会議をはじめ、講義、少人数のグループワークに至るまで、さまざまな形態でテーブル配置をデザインできます。
先述の通り、天板を跳ね上げて並行に並べてコンパクトに収納できるため、短時間での配置変更などにも柔軟に対応します。
自宅の作業で活用
単にフォールディング機能だけでなく、棚や引き出しといった収納をはじめ、扉付き、椅子付きといった自宅用の作業に適したフォールディングテーブルもあります。
普段は収納として活用できるスリムラック型などもあり、活用の幅が広いところが特徴です。
テレワーク用のフォールディングテーブルをお探しという方は、このようなオプショナルな機能も含めて比較・検討されると良いでしょう。
フォールディングテーブルを選ぶ際のポイント
このように、さまざまなデザインや仕様があるフォールディングテーブルですが、どれが良いのか「迷ってしまって選べない」という方もいるでしょう。ここでは、そんな方へフォールディングテーブルを選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
利用目的
フォールディングテーブルを探している方の中には、移動や運搬に便利なミーティング用という方もいらっしゃれば、オフィスの休憩室に置くためのリフレッシュ用を想定している方もいるでしょう。
フォールディングテーブルにはさまざまな素材、機能、デザインがありますので、目的が何か整理することが選ぶ際の一番のポイントとなります。
収納するスペースの広さ
オフィスにおけるフォールディングテーブルの活用を想定されている場合、どのような「サイズ」が最適なのかをまずは考えましょう。その上で、配置する上で最適な形状やデザイン、機能が欲しいのかを整理するのがお薦めです。
また、最終的にフォールディングテーブルを折り畳んだ際に、想定している収納スペースに収まるかどうかを確認しておくよう注意しましょう。
耐久性
フォールディングテーブルは、会議用や研修用、休憩用などさまざまな用途で活用ができます。
またその素材も、木製やアルミ、スチールといった金属製など、さまざまな素材のものがあり、耐久性は素材によって異なります。その耐久性の一つの目安となるのが「耐荷重」です。一般的なオフィスデスクの場合であれば、40kg〜200kgまであります。
重たい荷物を置くことがあるのかなど、想定されている使用方法をもとに検討しましょう。
安全性
フォールディングテーブルは、自動で立ち上がるものもあれば、手動でロックをかけなければ自立できないものもあります。
手動の場合、指を挟んで怪我をする恐れがあることから容易にロックがかかるように設計されたものや、折り畳む際にぶつけないよう天板の角が丸くなっているものなど、安全性に配慮されたデザインのものも多いです。
デザインやスタイル
フォールディングテーブルに限らず、オフィスデスクを選ぶ際は利用人数や目的に応じて選ぶと良いでしょう。
特に、形状については四角形なのか円形の方が良いのか。4本脚なのかT字脚なのか…といったデザインの違いによって、限られたスペースの活用方法も変わってくるため、ご留意ください。
最終的に迷った際は、オフィスの雰囲気に合っているかどうかを基準にしても良いでしょう。
フォールディングテーブルの注意点
最後に、フォールディングテーブル購入後の注意点として、使用時に留意したい事柄についてご紹介します。
水平を保つ
フォールディングテーブルは折りたためるよう設計されているため、天板が半分であったり、跳ね返せるように設計されていたりすることから、通常のオフィスデスクよりも必然的に不安定な状態とも言えます。
設置する際は地面に対して水平かどうか、しっかりロックされているかどうかなど、基本的なポイントを押さえて設置するよう注意しましょう。
ジョイント部分に劣化がないか確認する
フォールディングテーブルは、天板と脚部が常に接続された状態ではありません。むしろ敢えて隔離できるように設計されているため、天板と脚部などの接合部であるジョイント部分に劣化がないかどうかは重要な注意点です。
購入後も定期的にゴムや金属に劣化がないかどうかをチェックしましょう。
移動させるときの重心を意識する
フォールディングテーブルは天板や脚部が可動するため、移動時に誤って手や指をはさむことがないよう注意が必要です。
また、まとめてフォールディングテーブルをスタッキングしている場合は、移動させる際の重心に注意しましょう。少し傾いているテーブルが混在していると、重たいテーブルがまとめて積み木崩しになるリスクも考えられますので、注意してください。
まとめ
フォールディングデスクはスペースが限られたオフィスでも、TPOやニーズに応じて活用できる便利な机です。また、収納面にも優れているため、注意点を考慮して活用することで、非常に利便性の高いオフィス用品といえます。
このようなオフィス用品の購入をお考えの際は、相談できる法人向けオフィス通販サイト「スマートオフィス」が便利です。今回ご紹介したような注意点をふまえ、自社のニーズや状況に応じて最適な商品を選ぶことができます。まずはお気軽にご相談ください。