会議室用テーブルはどう選ぶ?サイズや種類について徹底解説!

会議室用テーブルはどう選ぶ?サイズや種類について徹底解説!

会議室用テーブルは、ビジネスの意思決定を行う場であり、コミュニケーションの場という重要な役割も担っています。

会議室用テーブルを選ぶ上で重視したいのがサイズです。テーブルのサイズが会議室の広さや使用する人数に見合っていなければ、会議に集中することができず、適切な意思決定が行えない可能性があるでしょう。

では、どのような基準で選べば良いのでしょうか。
この記事では、会議室用テーブルのサイズや種類、最適なサイズを選ぶためのポイントについて解説します。

オフィス向け会議室用テーブルの基礎知識

会議室用テーブルは、小さすぎると窮屈さを感じ、大きすぎると集中力が欠けてしまいます。

どのようなテーブルを選ぶべきなのかを見極めるためにも、まずはオフィス向け会議室用テーブルの基礎知識について知っておきましょう。

最低限必要な会議室の広さ

会議室の広さに余裕がなければ、テーブルを設置することはできません。では、会議室はどのくらいの広さが必要なのでしょうか。

会議室用テーブルを置くために最低限必要な会議室の広さは、設置するテーブルのサイズと会議の参加人数によって異なります。

4〜6人で使用する場合、会議室は6〜15平方メートルの広さが必要です。サイズとしては、6平方メートルなら3m×2m程度、15平方メートルなら5m×3m程度が目安です。

10人前後で使用する場合なら、会議室は最低限でも24~30平方メートルほどの広さが必要でしょう。

会議室用テーブルの一般的なサイズ

会議室用テーブルの一般的なサイズは、幅180cm、 奥行は90〜120cm、高さは一般的なオフィスデスクと同じ70〜72cmです。

会議や打ち合わせを行う場合、1人あたり最低限必要なテーブル幅は60cmとされています。4人が対面式(片側2人)で座る場合、テーブル幅は120〜180cm程度、6人が対面式(片側3人)で座る場合は、テーブル幅は180〜240cm程度を目安にしましょう。

会議が長時間となる場合や資料を広げる場合は、参加者の間隔を広めにとることをおすすめします。

会議室用テーブルの5つの種類とサイズの特徴

会議室用テーブルと聞くと、長方形をイメージする方が多いのではないでしょうか。また、「どの会議室用テーブルもサイズは同じ」と思っている方もいるかもしれません。実は、会議室用テーブルには、長方形以外にもさまざまな種類とサイズがあります。

ここでは、会議室用テーブルの代表的な種類とサイズを紹介します。種類とサイズを知ることで、より適切な会議室用テーブルを選ぶことができるでしょう。

4本脚テーブル

会議室用テーブルを代表する、最もスタンダードなテーブルです。天板を固定された4本の脚で支えるため、安定性の高さが特徴です。一方、移動が容易ではないため、基本的には場所を固定して使用すると良いでしょう。

4本脚テーブルは、シンプルな構造であることから、すっきりとした見た目でどのような会議室にも馴染みます。

会議室にレイアウトした際には、上席と末席が明確です。そのため、役職の高い方や目上の方など、上下関係を明らかにして会議を進行したい場合に適したテーブルといえるでしょう。

T字脚テーブル

アルファベットの「T」を逆にしたような構造の脚で、天板を支えるテーブルです。脚は2本なので、4本脚テーブルに比べて脚部分が邪魔になりにくく、参加人数が定まっていない会議に適しています。

T字脚テーブルの脚は天板端の中央部分についているため、四隅の空間が空いていており、着席・退席がスムーズに行えます。会議室の広さが十分でなく、椅子を後ろに引くことで通路を塞いでしまう場合には、都合の良いテーブルといえるでしょう。

正方形テーブル

天板が正方形のテーブルです。幅・奥行ともに100〜120cm程度と比較的コンパクトなサイズの商品が主流です。

着席すると参加者同士の距離が近くなり、全員の顔を平等な距離感で見渡すことができます。物理的な距離が近くなると心理的な距離も近くなるため、円滑なコミュニケーションがとれるでしょう。

正方形テーブルは、サイズが大きくなりすぎると中央部分がデッドスペースになりやすいため、少人数の会議室用テーブルとしておすすめです。

丸形テーブル

天板が丸いテーブルです。丸型テーブルには角がないため、リラックスした雰囲気を演出できます。

正方形テーブルと同様、参加している人と視線を交わしやすく、コミュニケーションがとりやすい特徴があります。座る位置が決まっていないため、ある程度の人数調整もしやすいでしょう。

丸形テーブルは、壁にぴったりとくっつけて配置することができないため、省スペース性を求める場合には不向きです。広さに余裕のある会議室で使用すると良いでしょう。

折りたたみ式スタッキングテーブル

脚を折りたたみ、重ねてコンパクトに保管できるテーブルです。会議室にテーブルを常設する必要がない場合や、参加人数の増減が多い大会議室用のテーブルとしておすすめです。

折りたたみ式スタッキングテーブルは、折りたたんで重ねることが前提として作られているため、他の会議室用テーブルと比べて軽量で扱いやすいのが特徴です。

レイアウト変更も容易なため、参加人数や会議内容に応じて、柔軟に組み合わせて使用できます。

会議室用テーブルのサイズはどうする?

4本脚テーブルやT字脚テーブルなど、さまざまな種類がある会議室用テーブルですが、サイズはどのように選ぶべきなのでしょうか。

会議室の広さやデザインも考慮する必要がありますが、サイズについては使用シーンを想定し、「人数」「用途」の2つを考えると良いでしょう。

テーブルのサイズを人数で決める

会議の参加者数が多ければ多いほど、大きな会議室用テーブルが必要です。しかし、必要以上に大きすぎる会議室用テーブルは、無駄な空間が生まれ、スペースを持て余してしまいます。

一方、会議の参加人数に対して会議室用テーブルが小さすぎる場合は、窮屈さを感じ、会議に集中できない可能性もあります。

参加者人数に対し、大きすぎず小さすぎない、適度なサイズの会議室用テーブルを選ぶことが好ましいでしょう。

6人用テーブル

6人で使用する会議用テーブルなら、幅180cm×奥行90cm×高さ70cm程の標準サイズがお薦めです。対面形式で3人ずつ座ることができ、小さな会議室にも丁度良いサイズです。6人以下で使用する場合は、スペースの余裕ができるため、資料を広げることも可能です。

簡単な会議や打ち合わせの場合なら、幅120cm×奥行120cmの正方形テーブルや直径120cmの円形テーブルを使用するのも良いでしょう。

12人用テーブル

会議の参加者が12人まで増えると、大きい会議室を確保する必要があるため、使用する会議室テーブルも大きいサイズを選びます。

12人が対面式に座る場合は、幅360cmの会議室用テーブルを目安にすると良いでしょう。もしくは、幅180cmの会議用テーブルを2台並べるレイアウトもおすすめです。

10人以上の会議では、会議室内の動線を確保することも大切です。通路を確保できなければ、出入り時に混雑してしまい、スムーズな会議が行えません。

通路のスペースも考慮した上で、会議室用テーブルのサイズを検討しましょう。

大人数用テーブル

参加者が大人数の会議の場合、標準サイズである幅180cm×奥行90cm×高さ70cmの会議室用テーブルを組み合わせて使うことをおすすめします。

大きな会議室用テーブル1台で会議を行うことも可能ですが、レイアウトのバリエーションが少なくなります。参加人数に柔軟に対応するには、標準サイズの会議室用テーブルだけでなく、コンパクトに収納しておける折りたたみ式スタッキングテーブルも併用すると良いでしょう。

テーブルのサイズを用途で決める

会議室用テーブルは、用途に合わせて選んでも良いでしょう。

たとえば、社内での打ち合わせや来賓を招いて行う商談など対面形式で行う会議は、参加者同士の顔がしっかり見えるテーブルが適しているでしょう。一方、大人数で行う研修やセミナーでは、参加する人数や内容に合わせて、レイアウト変更ができるテーブルが適しています。

このように、会議室用テーブルをどのような用途で使用するのかも、サイズ選びの基準にすると良いでしょう。

小規模な会議(対面形式型/小規模)

4人程度の参加者で行う小規模な会議は、テーブルを向かい合わせにレイアウトし、参加者が横並びで座る対面形式型が定番レイアウトです。使用する会議室用テーブルは、幅180cm×奥行90cm×高さ70cm程度の標準サイズで問題ないでしょう。

資料や図面を広げる会議の場合は、標準サイズよりも奥行が広く、スペースに余裕のあるテーブルがおすすめです。しかし、必要以上に大きすぎる会議室用テーブルは、参加者の間に距離ができてしまい、会話がしづらくなる可能性があるため注意しましょう。

4人以上の会議や商談(対面形式型/中規模)

4人以上で会議する場合も、対面形式型のレイアウトが一般的です。圧迫感が生まれないよう、標準サイズよりも大きいテーブルを使用しましょう。人数が多い場合は、出入りのしやすいT字脚テーブルもおすすめです。

大型のテーブルを運ぶのは大変な作業です。4人以上の会議を定期的に行うのであれば、大型テーブルを常設しておくと良いでしょう。少人数の会議も多い場合や会議の頻度が低い場合は、必要に応じて使用できる、折りたたみ式スタッキングテーブルがおすすめです。

ホワイトボードを使う会議(コの字型)

ホワイトボードやモニターなどに会議の資料を表示して会議を行う場合には、カタカナのコの字型にテーブルをレイアウトします。

中央のテーブルを置いていない一辺に、プロジェクタースクリーンやホワイトボードを配置できることが特徴です。会議中に出た意見をホワイトボードに書き記したり、資料をスクリーンに映したりでき、情報の共有が可能です。

コの字型レイアウトには、ある程度のスペースが必要となるため、標準サイズもしくはコンパクトな会議室用テーブルを使用すると良いでしょう。

演台やスクリーンを使う研修(セミナー型)

演台やスクリーンに集中させたい研修には、学校のようにテーブルと椅子を同一方向に向けるセミナー型にレイアウトします。セミナーや新人研修、講義などには適していますが、参加者同士の意見交換には適していません。

基本的には、4本脚のシンプルな会議室用テーブルを使用します。会議の内容によってはテーブルを使用しない場合もあるため、必要に応じて簡単に出し入れができる折たたみ式スタッキングテーブルの使用もおすすめです。

休憩スペース(円形型)

独立した会議室を設けず、休憩スペースを会議に使用する場合は、円形型テーブルがおすすめです。角がなく、柔らかい印象があるため、休憩スペースにも馴染みます。オフィスの一角やコワーキングスペースでの活用もできるでしょう。

参加者の距離が近く、コミュニケーションがとりやすいため、リラックスした雰囲気で会議を進めることができます。長時間の会議や来賓を迎える会議には不向きですが、社内会議や簡易的な打ち合わせには適しています。

会議室用テーブルを選ぶ際の3つの注意点

会議室用テーブルを選ぶ際には、サイズだけでなく、いくつかのチェックポイントがあります。

購入後に後悔しないためにも、会議室用テーブルを選ぶ際の注意点について確認しておきましょう。

材質やデザインを検討する

会議室用テーブルは、材質やデザインによって、会議室の雰囲気が大きく異なります。

一般的な会議室用テーブルの天板には、耐久性のあるメラミン化粧板、脚部にはスチール素材が使用されています。柔らかい空間を演出するなら、木製のテーブルを導入するのもおすすめです。

また、会議室の壁紙や床材や、すでに使用しているオフィス家具との相性も意識しなくてはいけません。家具のテイストがバラバラでは、会議室全体がチグハグした印象になってしまいます。落ち着かない空間となり、会議に集中できない可能性があるため注意しましょう。

椅子との組み合わせを考える

会議は椅子に着席して行われるため、テーブルと椅子との組み合わせも重要です。

座り心地が良いと感じるテーブルと椅子のバランスは、座る人の身長や体型によって異なります。しかし、会議室は不特定多数の方が利用するため、テーブルと椅子のバランスを一人ひとりに合わせることは難しいでしょう。

会議室には、テーブルの高さに合わせ、平均的なサイズの椅子を用意すれば問題ないでしょう。椅子の座面高の標準サイズは36〜45cmです。より快適さを求めるのであれば、座る人に合わせて座面の高さ調整できる椅子を購入するのもおすすめです。

会議室のサイズとレイアウトを確認する

会議室の広さに対してテーブルのサイズが大きすぎると、人の通行が困難となる可能性があります。会議室のサイズとレイアウトについても必ず確認した上で、通路や椅子を引くスペースなど、動線と動作スペースの確保ができるようにしましょう。

さらに、避難経路の確保も必要です。特に、大型の会議室の場合、入り口付近に人が集中してしまい、スムーズな避難ができません。動線や動作スペースを考慮しながら、避難経路についても確保しましょう。

まとめ

会議室用テーブルは、使用する人数や用途を明確にし、最適なサイズを見極めることが大切です。材質やデザイン、椅子とのバランスなども考慮しながら、いくつかのテーブルを比較検討しましょう。

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条件に合った会議室用テーブルを導入し、会議の質の向上を目指しましょう。