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仕事や私生活で欠かせないボールペン。日頃出番が多いボールペンは、処分する際何ごみとして捨てるのか悩む方も多いのではないのでしょうか。
今回はボールペンの種類別の捨て方や、捨てる以外の活用方法をご紹介します。今まで捨て方がわからずに取っておいた方はぜひこのコラムを参考にしてください。
ボールペンは何ごみなのか?
ボールペンには大きく分けて金属製とプラスチックのものがあります。さらに分解するとバネや芯などがあり、燃えるごみか燃えないごみか分別に悩むこともあるでしょう。ここでは分類についての解説と、捨てる際の注意点などをご紹介します。
地域(自治体)により分類が違う
まず、お住まいの地域ではどのようにごみの分別をしているのかを調べる必要があります。
インターネットで「ボールペンの捨て方 地域名」と検索し、どこまで分別するのか、出し方に決まりはあるのかなどを確認しましょう。
また、事業ごみと呼ばれる企業が出すごみについても確認が必要です。こちらも自治体によって詳しく決められています。それではボールペンの処分する際の分類について詳しくみていきましょう。
ボールペン(プラスチック製)
家庭ごみで出されるプラスチック製のボールペンは、基本的には燃えるごみに分類されますが、自治体によっては違う場合もあるので注意しましょう。
例えば、石川県金沢市は燃えるごみで処分可能ですが、福井県福井市では燃えないごみとして分類されています。
ここでのポイントは、金沢市は「プラマーク」の有無で分類している点です。プラマークがない大きさ70cm以下のものの場合は、燃えるごみとして処分可能ですが、70cm以上ある場合は資源回収(容器包装プラスチック)に分類されます。
このように、細かいルールが定められているのでしっかり確認しましょう。
事業ごみで出すボールペンは、産業廃棄物として業者に委託して処分する、一般廃棄物の可燃ごみの分類で処分する、などさまざまです。例えば、京都府京都市では産業廃棄物に分類されますが、兵庫県神戸市では一般廃棄物に分類されます。
神戸市の場合は、許可を受けている一般廃棄物収集運搬業者と契約しているため、一般廃棄物として回収可能であるためです。
可能とされている場合でも、受け入れ基準や一度に回収する量などの規定があることが多いため、地域の自治体に確認してください。
ボールペン(金属製)
金属製のボールペンは燃えないごみに分類されることが多いでしょう。例えば、東京都練馬区や神戸市では燃えないごみの分類に明記されています。
しかし、宮城県仙台市のように、ボールペンは一括して燃えるごみとされており、素材が明記されていない場合があります。その場合は、地域の自治体に確認してください。
事業ごみから出たボールペンが金属製の場合は、契約している一般廃棄物収集運搬業者や地域の自治体に確認することが望ましいでしょう。
本体と芯の分別
ボールペンは分解するとバネや芯などに分かれ素材がバラバラになりますが、上記で紹介したように分解せずにそのまま回収可能な地域、分解してさらに分別が必要な地域があります。
例えば、千葉県千葉市ではボールペン本体は燃えないごみ、芯は燃えるごみとされています。分解が必要なのか、分解したものの分別が不安なときは自治体に問い合わせるのが良いでしょう。
捨てる場合の注意点
溜まっていた分を一度に捨てるなど、量が多い場合は捨て方にも注意しましょう。ごみ袋の中でボールペンのペン先が出てしまったり、ひっかかって袋が破けたりする可能性があります。
対策として、ボールペンを新聞紙などで巻くと良いでしょう。また、ビニールテープやガムテープでペン先を巻くのも効果的です。
分解して捨てる場合は芯、ペン先、バネの他に、ボールペンの種類によってもさまざまな素材に分けられます。例えば、シャープペン付きのものなら消しゴム部分、本体が木製やガラス製のものなどはさらにそれぞれ分別しなければなりません。
捨てる際には「処分したい場所の市区町村名 ボールペン 捨て方」で検索し、正しい分類で処分しましょう。
捨てる以外のボールペン活用方法
インクはあるのに書けないボールペンや、頂き物などで溜まったボールペンを持っている場合、まだ使えるのに処分するのは気が引けるという方もいるでしょう。ここでは、持て余しているボールペンを捨てずに再利用する方法をご紹介します。
再利用する
「書けなくなった=捨てる」と考える方も多いボールペンですが、再利用できる方法もあります。手軽に試せる方法から時間に余裕がある方におすすめな方法など、使わないボールペンの処理にお悩みの方は参考にしてください。
芯を替える
インクが出なくなったボールペンは芯を替える方法があります。こちらは手軽にできて、手に馴染んだボールペンを引き続き使えるのでお薦めです。
最近では替芯を販売しているコンビニエンスストアやスーパー等もあるため、文房具店まで行く必要が無く、より手軽に購入することができます。その際は芯だけ処分すれば良いので、地域の自治会の定めた分類で処分しましょう。
インクが出ない場合の対処法を試す
インクの残量があるのに書けないボールペンは、いくつか対処法を試すことでまた使える可能性があります。
・ティッシュに試し書きをしてみる
ティッシュの繊維の摩擦によりインクが復活する場合があります。ティッシュの上でゆっくりペン先を動かすのがコツです。
・インクを温める
インクが固まっている場合はドライヤーや手のひらなどで温めるのも効果的です。ドライヤーを使用する場合は火傷に注意しましょう。
・除光液を使用する
ペン先がインクなどで詰まって書けない場合があります。除光液を含ませた布などでペン先を拭くか、頑固な詰まりには除光液にペン先を浸す方法を試すのも良いでしょう。除光液を使用するときは必ず換気をするようにしてください。
より詳しく対処法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
インクが出ない!ボールペンで困った時に役立つ原因と対処法を徹底解説!
必要な場所にボールペンが配備できているか再確認する
メモやサインが必要なときに、ボールペンを探した経験がある方も多いのではないでしょうか。車や玄関、カバンなど入れたはずなのにいつの間にか無くなっていることが多い場所を再確認し、必要に応じてボールペンを置きましょう。
寄付する
海外支援活動を行っているNPO法人を通じて、文房具を必要としている海外の子供達に寄付するという方法もあります。
寄付する場合は必ずリユースできる状態のものにしてください。引き取り条件については各団体によってさまざまなので、事前に確認しましょう。また、送料は発送元負担の場合が多いですが、こちらも各団体での確認が必要です。
リサイクルショップへ持ち込む
ブランド品や人気のキャラクターもののボールペンは、リサイクルショップへ持ち込むのも良いでしょう。非売品のものや、収集しているファンが多いキャラクターなどの場合は高値で買い取ってもらえる可能性があります。
しかし、会社の備品や支給されたボールペンは会社の資産になるため注意が必要です。リサイクルショップへ持ち込む場合は会社への相談と許可が必要なため、個人で判断しないようにしましょう。
ネットオークションやフリマアプリへの出品
ネット上でやり取りが完結するので、時間や場所を選ばずに試せる点がお薦めです。出品するために写真を撮ったり、相手と連絡を取り合ったりなど少々手間はかかりますが価格を自分で設定できるのはメリットといえるでしょう。
リサイクルショップへ持ち込む場合と同様、会社の備品や支給されたボールペンの場合は個人の判断でフリマサイトなどに出品せず、必ず会社への相談と許可をもらいましょう。
まとめ
ここでは、ボールペンの捨て方と再利用などについてご紹介しました。
書けなくなったらすぐに捨てるのではなく、替芯を使用したり海外に寄付したりとさまざまな再利用方法を検討し、ごみを減らす意識を持つことも大切です。
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