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キーボードを定期的に掃除していますか?キーボードは汚れが溜まってしまうと故障に繋がったり、健康に悪影響が出たりする恐れもあります。しかし、どのように掃除を進めてよいか分からない方も多いでしょう。
今回は、キーボードが汚れてしまう原因や問題点、掃除を進めるための道具や手順、汚れを防ぐ方法などについて詳しく解説します。ぜひ、参考にしてください。
キーボードが汚れる原因
キーボードは一見汚れていないように見えても、汚れや雑菌が付着している可能性があります。イギリスの研究では、定期的に掃除をしていないキーボードはトイレの便座の5倍汚いという結果も出たほどです。
具体的には、どのような原因で汚れている場合が多いのでしょうか。最も多い原因として挙げられる「食べ物や飲み物」「皮脂や手汗」「埃」について詳しく解説します。
食べ物や飲み物
キーボードが汚れる原因として多いのが食べ物や飲み物によるものです。ジュースをこぼすことによるべたつきや、スナック菓子の食べカスがキーボードのすき間に入り込んでしまうことなどが挙げられます。このような汚れが蓄積されて固まり、頑固な汚れに繋がります。
皮脂や手汗
キーボードは直接指で触れるものであり、皮脂や手汗による汚れの付着は防げません。手汗は本来サラサラとしていますが、手に付いている雑菌が皮脂を分解し、キーボードがべたつく原因である皮脂汚れへと変化させてしまいます。
その結果、手汗に汚れが加わってしまい、キーボードの表面にべたべたとした汚れが付着してしまいます。
埃
日常的に使われていないパソコンや、カバーをかけていないパソコンには、埃がたまりやすいです。パソコン本体は表面のみに埃が付着する場合が多いですが、キーボードは表面だけではなく、キーのすき間に埃が蓄積される場合が多いため、注意が必要です。
キーボードの汚れを放置すると生じる問題点
キーボードの汚れを放置してしまうと、キーボードが故障して使えなくなってしまうだけでなく、健康面に影響が出る可能性もあります。問題点を知っておくことで、よりキーボード掃除の重要性を再確認できるでしょう。
具体的にどのような問題が生じるのか、解説します。
故障に繋がる
キーとキーの間に溜まった汚れは、すき間を通り、さらに奥のキーボード内部にまで入り込む可能性があります。この汚れを放置し続けてしまうと、接触不良を起こしキーが反応しないなどの故障に繋がってしまいます。
このような不具合を発生させないためにも、定期的にキーボードを掃除する必要があります。
健康に影響が出る恐れも
長期間掃除していないキーボードは、雑菌が繁殖し非常に不衛生な状態であるといえます。雑菌が繁殖してしまう理由には、キーボードが発する熱が考えられます。
キーボードに付着した食べ物などの汚れに熱が加わると、雑菌が活発になるために非常に良い条件が整います。掃除をせず、汚れをそのままにしておくと、汚れが増えるのと同時に雑菌もどんどん繁殖を続けてしまうでしょう。
雑菌が付いたキーボードに触れた手で飲食を行うと、健康に影響が出てしまう恐れもあります。キーボードの機能面に関してだけでなく、使用する人の健康面を考慮する上でも、キーボードを掃除することは非常に重要なのです。
キーボード掃除に必要な道具
キーボード掃除に必要な道具には、主に次の4つのものが挙げられます。
・エアダスター
・アルコール入りのウェットティッシュ
・綿棒
・アルコール系の液体
キーボードは電子機器のため、水を使用すると故障する危険性が高まります。風で埃を飛ばすことができるエアダスターや、アルコール系で揮発性のある無水エタノールやアルコール入りのウェットティッシュを使用しましょう。
また、キーボード掃除には掃除用のスライムも有効です。程よい粘着力でキーボードのすき間に入り込んでいる埃などを取り除くことができます。キーボードの内部にスライムが入り込むのを防止するため、必ず粘度の高い掃除用のスライムを使い、キーボード表面を優しく転がすように使用しましょう。
キーボード掃除の手順
キーボード掃除をスムーズに進めていくためには、ポイントに注意し順を追って進めていくことが重要です。実際にどのような手順で掃除を行っていけばよいのかを解説します。
分解できるキーボードの場合
デスクトップパソコンで使用されるキーボードは、工具を使用してキーを取り外せるなど、分解できるタイプが多いです。しかし、分解して掃除を行うことはメーカーで推奨している方法ではありません。不具合が発生した場合、保証外になる可能性があるため、自己判断で行うようにしましょう。
分解できないキーボードの場合
ノートパソコンなどに使用されているキーボードは、掃除用具を活用し、主にキーボード表面やキーのすき間を掃除していきます。具体的な掃除手順を解説します。
キーボード表面を掃除する
まず、キーボードの表面に付着している汚れを取り除いていきましょう。アルコール入りのウェットティッシュは、キーボードの故障を防止するだけでなく皮脂などの油汚れを簡単に落とせます。キーを強く押したりせず、優しく拭き取るようにしましょう。
すき間を掃除する
キーとキーの間のすき間の掃除には、無水アルコールをしみ込ませた綿棒を活用するのがお薦めです。ウェットティッシュでは取り除くことができないキーの側面部分の汚れをきれいにできます。
無水エタノールは直接手につくと手荒れの原因になる場合もあるため、使用する際は、手袋を装着すると良いでしょう。
埃を吹き飛ばす
最後にエアダスターを使用して、キーボードのすき間や内部の埃や髪の毛などのゴミを取り除いていきます。エアダスターは、表面やすき間を掃除した際に残ってしまったウェットティッシュや綿棒のわたを取り除けるため便利です。
エアダスターは可燃性のガスを使用しているため、周りに火器がないことを確認してから行うようにしましょう。また、汚れが散らからないよう屋外や大きな袋の中で行うことがポイントです。
キーボードの汚れを予防する方法
キーボードを使用する際に、ちょっとしたことに配慮すればキーボード掃除を楽にしたり、掃除をする頻度を少なくしたりすることが可能になります。
キーボードの汚れを予防する方法について解説します。
パソコンの前で飲食する際は工夫を
キーボードを汚さないようにするためには、飲食しながらキーボードを触らないようにするのが一番です。しかし、パソコンの前で仕事をする方で、就業時間中全く何も食べない、というのは難しいでしょう。
その場合は、直接食べ物に触れずに済むトングや箸などの道具を使用するのがお薦めです。最近ではお菓子専用のトングや指サックなど、直接手に触れずに食べることができる商品が多く販売されています。パソコンの前で仕事をしながら食べ物を食べる機会が多い方は、活用してみましょう。
キーボードカバーを使用する
キーボードを上から覆うことのできるカバーを使用するのもお薦めです。手の汚れや埃、食べかすなどがキーボードに溜まるのを防ぐ役割を果たします。防水機能があるカバーであれば、万が一飲み物をこぼしてしまった場合でも安心です。
丁寧な使い方を意識しなくてもきれいなキーボードを保つことができ、汚れた場合はカバーのみ洗えばよいので掃除の手間も省けます。カバーを選ぶ場合は、使用しているキーボードの配列や深さなどに注意しましょう。
キーボードスライダーを使う
キーボードスライダーとは、机の下にキーボードを収納できる商品です。キーボードを隠して収納できるので、埃かぶりが軽減し、今までキーボードを置いていた場所を新たなワークスペースとして有効活用できます。
現在使用しているデスクに取り付ける後付けタイプや、デスクにキーボードスライダーが設置されている常設タイプの2種類が主なキーボードスライダーのタイプです。使う人や設置する場所に合わせて、使い勝手の良いキーボードスライダーを選択すると良いでしょう。
お手入れがしやすいキーボードを使用する
掃除の手間を省くために、お手入れがしやすいキーボードを選ぶのも1つの手でしょう。フラットなボタンのキーボードを使用すれば、埃やごみが溜まりやすい場所が少なくなるため掃除も容易になります。
また、ウォッシャブルキーボードと呼ばれる水洗い可能なキーボードも商品も販売されています。何も気にせず隅々まで洗浄できるため、衛生面を気にされる方にお薦めです。
まとめ
パソコンを使用して仕事を行っているのであれば、キーボードが汚れてしまうのは仕方がありません。必要なアイテムを活用し手順を追って掃除を行えば、誰でも簡単にキーボードをきれいにできるでしょう。ちょっとしたポイントに注意し、便利なアイテムを使用すればキーボードの汚れも予防もできます。
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