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オフィスに空気清浄機を導入して仕事効率アップ!設置場所や選ぶポイントを紹介

オフィスに空気清浄機を導入して仕事効率アップ!設置場所や選ぶポイントを紹介

近年、花粉や感染症のインフルエンザ、コロナウイルスなどから身体を守るために空気清浄機を設置する企業が増えています。花粉や感染症で、仕事を休まなければならない時もあります。

オフィスを清潔でクリーンな環境にすることによって、感染症にかかるリスクを減らせます。また、花粉の場合も空気清浄機を使用することで、咳やくしゃみの回数が減り、より仕事に集中できるでしょう。

このコラムでは、空気清浄機のメリットや設置場所や選ぶポイントについて詳しく解説します。

空気清浄機の導入がおすすめな理由

そもそも空気清浄機はどのような働きをするのでしょうか。空気清浄機の基本と家庭用、業務用との違いについても解説します。空気清浄機を設置するメリットを把握しておくと、購入を検討する際に役に立ちます。ぜひ参考にしてみてください。

空気清浄機とは

空気清浄機とは、主に空気中に浮遊している花粉やほこり、ハウスダストなどのアレルギー物質を機械で吸い込み、除去する機械のことです。

また、ダニやカビも除去できるので、空気を綺麗にするだけではなく壁や布団などに付着する菌を増殖し辛くします。他にもペットやタバコなどのニオイを軽減する機能もあります。

空気洗浄機と役割が似ている換気扇と比較すると、換気扇は外気と室内の空気を入れ替えることによって、嫌なニオイや花粉、ほこりを軽減します。換気扇のデメリットは、外気からも花粉やウイルスなどが入り込んでしまう恐れがあることです。

一方、空気清浄機は花粉やホコリを除去し空気を綺麗にするので、外気から花粉やホコリ、ウイルスを入れる恐れがなく安心して使用できます。

業務用の空気清浄機を導入する理由

オフィスは一般的な家庭よりも面積が広く、人の出入りが多くあります。そのため、オフィス内で家庭用の空気清浄機を使用すると広範囲まで空気を綺麗にできない、人の多さに花粉やウイルスを除去しきれないという2つの問題が発生します。

業務用空気清浄機であれば特殊なフィルターを採用している機器もあるため、家庭用よりも広範囲の空気が一気に綺麗になります。人の出入りが多い場所でも一般的に花粉やウイルスを90%以上除去できます。

空気清浄機は、エアコンやヒーターと同様に適用床面積が決まっています。適用床面積以内であれば、空気清浄機の機能が発揮できます。家庭用では、広範囲で使用する際には能力不足になるため、業務用がお薦めです。

家庭用空気清浄機と業務用空気清浄機の違いとは

家庭用でも業務用でも機能的な違いはほとんどありません。異なる点は、サイズとパワーのみです。先述した通り、空気清浄機には適用床面積があります。業務用空気清浄機の方が、家庭用よりも適用床面積が大きいものが多いです。

また、パワーもサイズが大きければ大きいほど、アップします。小さな事務所や打ち合わせ用の個室であれば、家庭用空気清浄機でも十分に役立つでしょう。反対に、大きな会議室や人の出入りが頻繁に行われるエントランス等では、業務用空気清浄機を使用した方が空気を綺麗に保てます。

空気洗浄機を選ぶ際は、オフィス内の面積や設置場所を考慮しながら検討しましょう。

オフィス向けの空気清浄機の選び方

ここからは、オフィス向けの空気清浄機の選び方を4つ紹介します。空気清浄機も多くのメーカーから販売されているので、特徴や適用床面積の大きさが異なります。

ホコリや花粉、ウイルスに特化したものやカビやダニを特に除去できる機器もあります。メーカーごとの特徴を把握した上で、購入を検討しましょう。

使用スペースに合ったサイズ選び

適用床面積は、一般的に30分で空気清浄できる広さを基準に定めています。まずは適用床面積を参考に空気清浄機を選びましょう。適用床面積が広ければ広いほど、洗浄機能のパワーが強くなります。

他にも適用床面積よりも小さい面積の場所に設置する方法があります。適用床面積より狭い場所に設置することで、より早く空気清浄ができます。

部屋の面積が狭く空気清浄機のサイズが大きい場合、圧迫感を生じる可能性があります。面積の狭い部屋に設置する場合は、空気清浄機のサイズを事前に測りましょう。反対に適用床面積より広い場所に設置すると効果が弱まるので注意しましょう。

お手入れやメンテナンスのしやすさ

手軽にお手入れやメンテナンスができる空気洗浄機を選びましょう。お手入れやメンテナンスを定期的に行わないと空気清浄機の機能を十分に発揮できず、寿命よりも早く壊れてしまう恐れがあります。

空気洗浄機はフィルターを通して、花粉やホコリを吸引します。フィルターで花粉やホコリをキャッチした後、綺麗な空気を排出する流れになります。そのため、空気清浄機は使用すればするほど、フィルターが汚れていきます。

フィルターを綺麗に保つためには、定期的な洗浄や使い捨てのものを使う選択肢があります。 そのため、本体からフィルターを簡単に取り外せるものを選ぶと良いでしょう。

ランニングコスト

フィルターが使い捨ての場合、定期的に新しいものを買う必要があります。大体半年〜2年ごとの交換を推奨するものが多いです。メーカーによってフィルターの値段が異なるため、購入する前に毎年いくらのランニングコストがかかるのかを把握しておきましょう。

使い捨てフィルターの空気清浄機は安価かもしれませんが、長期的なランニングコストを考えると洗えるフィルター付き空気清浄機の方がコストパフォーマンスが高い場合もあります。

優先順位を決め、目的に合わせて選びましょう。

静音性

オフィスで使う場合は業務に集中できるように運転音は小さいものがお薦めです。特に事務室や応接室などの静かな場所では、空気洗浄機の「運転音(dB)」項目をチェックし、20~30db程度のものを選びましょう。

特に静かな場所ではなくても、空気清浄機の音が大きい場合、作業に集中できなくなります。仕事の生産性にも支障をきたすため、できるだけ静かに運転するものを検討しましょう。

オフィス向け空気清浄機の主な機能

空気清浄機には空気を綺麗にするだけでなく、加湿や脱臭機能がついている機器もあります。人の出入りが多いと、花粉やホコリが入るだけではなく、タバコや衣類の匂いなども入り混じるため、脱臭付きの空気清浄機がおめです。

ここからは、オフィス向け空気清浄機の主な機能について解説します。

除菌・ウイルス除去機能

除菌・ウイルス除去は、高機能なフィルターによって空気の細菌やウイルスなどをキャッチし除菌する機能です。大型商業施設や病院、窓がなく換気ができない部屋などで利用されています。

フィルターの性能によって除菌できる物質が異なるので購入する際は、どこまで除菌してくれるのかを確認しましょう。また、イオンやUVを使用して除菌する方法もあります。近年、除菌が当たり前になってきています。オフィスに合った除菌方法を検討してみましょう。

花粉・ほこりの除去機能

花粉やホコリ、ハウスダストなどのアレルギー物質を除去する機能もあります。アレルギー物質によって仕事での集中力を低下させるだけでなく、体調を崩し仕事を休まなくてはならないかもしれません。

花粉やホコリを除去すれば、くしゃみや咳などに悩まされることなく仕事に集中できます。従業員や人の出入りが多い場所では、花粉・ホコリ除去機能は必要になるでしょう。

微小粒子状物質(PM2.5~PM0.5)の除去機能

微小粒子状物質(PM2.5)とは、空中に浮遊する粒子のことです。粒子の直径が2.5µm(1µm=1mm の千分の 1)以下と非常に小さいのが特徴です。PM2.5を吸い込むことによる健康被害も懸念されているため、PM2.5を除去できるかどうかは重要なポイントです。

さらにPM2.5より小さな粒子で危険なPM0.5を除去できるものもあります。小さな子どもや高齢者が利用する病院や介護施設、幼稚園・保育園などでは、PM0.5まで除去できる空気清浄機がおめです。

脱臭機能

脱臭機能は消臭に特化した機能です。従業員が多いオフィスや喫煙可能な部屋などでは、タバコの匂いや体臭、香水や衣類の柔軟剤の匂い、飲食物の匂いなど様々な匂いがします。さまざまな匂いが混ざると、従業員の集中力を低下させる恐れがあります。

脱臭機能付きの空気清浄機であれば、空気を綺麗にしながら匂いも消臭してくれるので一石二鳥です。

加湿機能

加湿機能付きの空気清浄機は、一般的によく見かけるのではないでしょうか。近年、業務用の空気清浄機にも加湿機能がついている機器が増えてきました。特に冬や乾燥した時期に使用します。

加湿器と空気清浄機をそれぞれ設置してしまうと、その分オフィス内が狭くなってしまいます。加湿器付き空気清浄機であれば、場所を取らず、省エネにもなります。

オフィスでの空気清浄機の設置場所

空気清浄機は設置場所を誤ってしまうと能力を十分に発揮できません。オフィス内の気流を十分に考慮し、適切な場所に設置する必要があります。基本的に空気清浄機はオフィスの中央など、人が多く集まる場所に設置しましょう。

また、空気清浄機の周りには物を置かないようにすることが大切です。空気洗浄機の周りに物が置いてあったり、壁際に設置したりすると、吸引力や除去力が減少してしまいます。

花粉除去機能を搭載しているものであれば、エントランス周辺に設置すると良いでしょう。花粉をエントランスで除去できれば、オフィス内に花粉が入ることを防げます。機能に合わせて設置場所を変更することもポイントです。

日常の簡単なお手入れ方法

最後に、お手入れ方法について解説します。お手入れをするとしないでは、性能の持続力が大きく変わります。日頃からお手入れすることで、購入当初の性能が維持でき、長期間の使用も可能になります。ここでは3つのお手入れ方法を紹介します。お手入れの頻度はメーカーによって異なりますので、取扱説明書も見ながら下記も参考にしてみてください。

フィルターの掃除

フィルターの掃除は空気清浄機の基本になります。フィルターを掃除しないと性能が落ちてしまいますので、定期的にお手入れしましょう。フィルタは掃除機でホコリを取った後、水洗いし乾燥させます。

多くのメーカーは月に1、2回の頻度でお手入れすることをおめしています。たわしや硬めのスポンジだとフィルタを傷つけてしまうので柔らかいスポンジで綺麗にしましょう。

前面パネルの汚れのふき取り

全面パネルの汚れは、気になった時に拭き取りをしましょう。水洗いする必要はありませんが、軽く濡らした布巾や除菌クリーナーなどで掃除すると綺麗なパネルになります。見た目が綺麗だと清潔感がでます。

汚れがひどい場合は、中性洗剤で汚れを拭き取ると綺麗になります。

加湿機能付きの場合

加湿機能付きの場合、加湿フィルターと水を入れるタンクのお手入れが必要になります。加湿フィルターは月1回程度で洗います。水で綺麗に汚れが落ちれば、水だけで大丈夫です。水だけでは汚れが落ちなかった場合、クエン酸水に30分程度漬けておくと綺麗になります。

水を入れるタンクは、水を交換するたびに中性洗剤で洗うのがお薦めです。タンクの外側が汚れている場合は、水に軽く濡らした布巾で拭きましょう。タンクの水を蒸発させて加湿するので、タンクも綺麗にお手入れするのがポイントです。

まとめ

今回は、オフィスに設置する空気清浄機について詳しく解説しました。空気清浄機を設置することで、空気が綺麗になり従業員の作業環境が快適になります。部屋のサイズにあったものや欲しい機能があるものを選ぶようにしましょう。

スマートオフィスでは、メーカーの種類が豊富で加湿や脱臭付きの空気清浄機も取り揃えています。空気清浄機を検討している方はぜひ利用してみてください。

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