オフィス環境

オフィスインテリアの最新トレンドとは?おすすめアイテムもあわせて紹介

オフィスインテリアの最新トレンドとは?おすすめアイテムもあわせて紹介

テレワークやハイブリッド型など、昨今は働く環境が変化してきています。働き方の変化やオフィスの用途に応じて、オフィスインテリアを変えたいという企業も増えてきています。しかし、どのようにすればいいのか困っている、といった担当者の方もいるかもしれません。

本コラムでは、オフィスインテリアにこだわるメリットをはじめ、最新トレンドや選ぶ際のポイント、最低限押さえたいアイテムなど、詳しく解説いたします。

オフィスインテリアとは

オフィスインテリアとは、オフィスで使用されるデスクやチェアといったオフィス家具だけでなく、壁紙や床材、観葉植物や小物などを含めた室内装飾を指す言葉です。

一般家庭で使用されるインテリアとは異なり、オフィスインテリアでは機能性や耐久性、企業のイメージを左右するデザイン性、従業員の過ごしやすさも重視されます。

最近は、従業員満足度を高めるため、機能性とデザイン性の双方を兼ね備えたオフィス環境を整えようとする企業が増えています。

オフィスインテリアにこだわるメリット

オフィスインテリアにこだわることで、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。従業員視点や対外的な視点で解説いたします。

生産性の向上

オフィスの環境が整備されていると、仕事以外の事柄を気にすることなく業務に集中できるため、生産性の向上が期待できます。

例えば、椅子のバネが壊れていて座り心地が悪い、デスクの配置が悪くコミュニケーションが取りづらいなどは、業務に支障が出る可能性があります。このような業務に直結する部分をできるだけ改善することで、業務効率が上がるのです。

実際、オフィス環境の良し悪しが仕事の成果に影響を与えるかどうかという調査(*)によると、「オフィス環境の良し悪しは、仕事の成果を挙げることに影響する」と思う方が全体の約7割に上ることが分かっています。

(*)2017年3月調査|一般社団法人 日本オフィス家具協会「オフィスワーカーから見た、オフィス環境ニーズのトレンド」P13より

モチベーションの向上

オフィスインテリアが快適に整えられていると、従業員の仕事に対するモチベーションに良い影響を及ぼします。

当然ながら、綺麗でおしゃれなオフィス環境は従業員としても気持ちが良いものです。オープンスペースとして休憩スペースを設け、会話が生まれる工夫をするのも良いでしょう。

オフィス自体の居心地の良さはもちろん、周囲とのコミュニケーションの取りやすさも、モチベーション向上に寄与します。

企業ブランディングの役割

オフィス環境が整うことは、企業のイメージアップという観点でもメリットがあります。

自社の従業員からみても、「オフィスインテリアの質が高くて居心地が良い」ことが働きやすさとなり、自社に対する愛社精神を高められるはずです。

オフィスインテリアのトレンド

コロナ禍の影響を受け、多くの会社員の働き方が変わりました。リモートワークやハイブリッドワークなど、オフィスにはニーズに応じて出勤すれば良いという会社も増えています。

そのため、オフィスデザインに求められる内容も変化しています。どのようなオフィスが求められるのか、詳しくご紹介します。

柔軟な働き方が可能

最近は、自分の希望に応じて座る席を決めたり、空間を自由に使用できたりするオフィスが人気を集めています。

必要に応じて出社すれば良いという企業も増え、従来のように毎日オフィスへ出勤する必要がなくなりました。その日の人数や顔ぶれに応じて、座る席を決められるフリーアドレスを採用する企業も増えています。

オフィスデスクを組み合わせて大人数が座れるデスクや移動できる収納など、多目的な使い方ができるオフィスインテリアは、最近のトレンドの一つです。

コミュニケーションが取りやすい

オンライン会議やコミュニケーションツールの導入によって、出社せずとも業務を滞りなく遂行できる環境が整ってきています。

しかしながら、オンラインツールでのコミュニケーションは、情報の不足、言葉足らずなどでミスコミュニケーションが起こる、チームビルディングがし辛いといった課題もあります。

そのため、出社した際にできるだけコミュニケーションが取りやすい工夫が必要です。例えば、作業するスペースと会議するスペースを分けず、観葉植物などのグリーンを効果的に置くことでリラックスして話し合いが行えます。

また、工夫を凝らしたオフィスインテリアを設けることで、従業員同士の交流が図れるでしょう。例えば、ソファやヨガマットを取り入れたり、休憩室にビリヤードなどの娯楽設備などを設置したりするのもお薦めです。

コーポレートアイデンティティ

コーポレートアイデンティティとは、企業が取り扱う商品だけでなく、企業自体の魅力をブランド化し、その価値を伝えていく活動です。

このブランディングの一環として有効なのが、オリジナルデザインを意識したオフィスです。最近は木をベースにしたウッドベースのオフィスで自然環境を意識させたり、再生素材を使うことでサステナビリティを感じさせたりといった工夫をする企業も増えています。

このようなアイテムを通して、企業としてのテーマやアイデンティティを伝えるのもトレンドとなっています。

オフィスインテリアを選ぶポイント

「オフィスインテリアをなんとかしたい」と思うものの、どこから始めればよいかが分からないという方もいるかと思います。ここでは、オフィスインテリアを選ぶ際に考慮すべき4つのポイントをご紹介します。

コンセプトを決める

まずはオフィスインテリアを選ぶ前に、どのような目的でオフィスインテリアを購入したいのかを考えましょう。

例えば、業務の効率性を高めたいのであれば、作業に集中できるよう機能性に優れたデスクやチェアを用意すべきです。一方、従業員満足度を高めたいのであれば、仕事と休憩スペースを分けてリラックスできる環境を整える必要があります。

このように、目的やコンセプトの明確化は選ぶ際のポイントです。

予算を決める

当然ながら、オフィスインテリアにどの程度予算を使うことができるのかは、最初に確認しておく必要があります。予算が潤沢にあれば、高機能なインテリアを購入できますが、限られた予算内であれば購入範囲も絞られます。

予算決定後、担当者は導入したいインテリアとのバランスをみて購入するものを選択していく必要があります。

働き方に合わせて決める

自社の働き方に応じて選ぶという方法もあります。例えば、従業員のほとんどがリモートワークで出社することが少ないのであれば、フリースペースを想定したレイアウトが良いでしょう。

一方、出社が多く来客も多いような会社であれば、来客用スペースやお客様をお待たせするスペースなども確保する必要があるかもしれません。このように自社の働き方や来客の頻度なども想定し、オフィスインテリアを考慮すべきです。

レイアウトを決める

オフィスにおいて適切なスペースを確保することは、従業員の働きやすさへと繋がります。
たとえオフィスを拡大したとしても、1人あたりが使えるスペースが少ない場合、ストレスを感じやすくなるのです。

労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則の第二条にもオフィスの広さについて、「労働者一人について、10立方メートル以上としなければならない。」といった記載があります。ぜひこのような事柄を考慮に入れ、限られたスペースの中にどの程度ワークスペースを取るのか、事前の検討・決定がお薦めです。

オフィスインテリアに欠かせないアイテム

企業によってさまざまな制約はあるものの、最低限オフィスインテリアとして必要な要素は押さえておきたいものです。どのようなものがあるのかご紹介いたします。

チェア

オフィスチェアはオフィスには欠かせないアイテムの一つです。しかし、一口にオフィスチェアと言っても、ゲーミングチェアのように長時間座っても疲れないものもあれば、座ったり立ったりの動作がスムーズに行えるようキャスターが付いているものなどさまざまです。

自社の働き方や目的に応じて、最適なものを選びましょう。

デスク

デスクもオフィスアイテムとして欠かせないものの一つです。
例えば、紙や書類を多く取り扱う会社であれば、書類を置く場所も考慮して大きめのデスクを選ぶ必要があります。一方、来客が多くてあまりデスク作業が多くないようであれば、オフィスに入った際に明るく見えるカラーのデスクを選ぶのも一つです。

自社にどういったデスクが相応しいのか、働き方やオフィスの使い方を考慮して検討しましょう。

キャビネット

キャビネットにも用途に応じて様々なデザインが存在します。

例えば、中身が見えて取り出しやすい方が良いのであれば、ガラス戸タイプがお薦めです。一方、機密書類の収納を目的とする場合は中身の見えない両開きタイプが良いでしょう。このように収納する内容や使用目的に応じてキャビネットを選択すると、最適な物を購入することができるはずです。

オフィスに彩りを添えるアイテム

観葉植物などのグリーンや取り付ける照明によって、一気に雰囲気を変えられます。自社のオフィスをどのような雰囲気にしたいのか、従業員や会社としてのニーズを整理した上で、ぜひプラスアルファのアイテムも選びたいところです。

観葉植物やフェイクグリーン

観葉植物は視覚疲労の緩和をはじめ、ストレス緩和や空気清浄などに効果的だと言われています。そのため、従業員のリラックス効果だけでなく、オフィスのデザイン性を向上させるためにグリーンを検討する企業が増えています。

オフィスのインテリアに追加することでアクセントにもなるので、ぜひ検討してみてください

ただし、生きた植物は水やりや植え替えといった手間が発生するため、フェイクグリーンも視野に入れると良いでしょう。

照明

照明はオフィスの雰囲気を左右します。例えば、手元の見やすさや機能性を重視したい執務エリアは明るいシーリングライト、お客様をお迎えするエントランスには、華やかで豪華な印象を与えるシャンデリアをといった具合で、目的やニーズに応じて選択すると良いでしょう。

工事費用や配線器具などは事前に確認しておきたい項目です。

まとめ

最近はコーポレートアイデンティティとして、デザイン性の高いオフィスインテリアを取り入れる企業も増えています。しかし、オフィスインテリアは、自社のどのようなニーズや目的に対応するものなのかを整理したうえで、選ぶことが重要です。事前に予算やコンセプトを整理し、どのような働き方を実現するのかを確認したうえで、購入しましょう。

自社の目的やニーズについて相談しながら購入したいという場合は、法人向けオフィス通販サイトのスマートオフィスがお薦めです。まずはぜひお気軽に相談してみてください。

法人向けオフィス用品通販サイト「スマートオフィス」