袖机を使ってデスク周りをすっきり!デスクワゴン、脇机との違いやおすすめの使い方をご紹介

袖机を使ってデスク周りをすっきり!デスクワゴン、脇机との違いやおすすめの使い方をご紹介

オフィス用のデスクを購入する際に、どのようなタイプを購入すればよいか悩む方は多いのではないでしょうか。

ひと言で「オフィス用デスク」と言っても、その種類はさまざまです。どれを選ぶかによって、使い勝手も大きく異なります。

オフィスデスクの種類の中で、根強い人気を誇っているのが「袖机」です。具体的にどのような特徴を持つ机なのか、デスクワゴンや脇机との違いを踏まえて解説します。

おすすめの使い方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

袖机とは?

袖机とは、デスクの片側もしくは両側に、扉付きの収納を備えているタイプのデスクを指します。

デスクの脇にある収納部分が「袖」であり、オフィスでよく見かけるタイプのデスクと言えます。デスクと収納が一体化していることで、たくさん収納できる・デスクを広く使えるなどのメリットがあります。

袖机の種類

オフィスデスクとして袖机を導入する場合、袖机の種類について知っておくと、より良いものを選択できます。「片袖机タイプ」・「両袖机タイプ」・「独立袖机」について詳しく紹介します。

片袖机タイプ

先ほどもお伝えしたとおり、片袖机は左右のどちらか一方に収納がある机です。

収納は2~4段ほどの引き出しで構成されているのが一般的。収納が付いている分デスクの幅は大きく、100~160cm程度のものが多いです。

片袖机には右片袖机と左片袖机があり、右片袖机の方が右利きの人にとって使いやすく、種類も豊富です。

一方で、左利きの人に右片袖机は使いにくいので、導入時には注意する必要があります。収納部分を左右どちらでも選んで固定できるタイプなら安心です。

両袖机タイプ

両側に収納スペースがある両袖机はさらにデスクの幅が広く、140~180cmが一般的です。

両袖机の収納も、引き出しタイプが一般的。片袖机タイプの倍量の荷物を収納できます。

左右両方に収納場所を確保しているため、利き手にかかわらず快適に利用できます。重厚感があるデザインの机や、充電スペース・鍵付き引き出しなど、機能性に優れた商品も多く見られます。

独立袖机

独立袖机は、収納がないタイプの机と独立型の収納をセットにしたタイプです。シンプルな机を購入したあとで、収納力アップを目的にプラスして購入するケースも目立ちます。

独立袖机は、「収納場所が机に固定されていない」という点で、片袖机や両袖机とは大きく異なっています。移動を前提としたアイテムのため使い勝手は良いものの、机本体との相性や適切なサイズを慎重に見極める必要があります。

平机との違い

平机とは、左右どちらにも引き出し収納が付いていない机を指します。デスク下に幅広の引き出しのみが付いているタイプもありますが、非常にシンプルな形状の机です。

袖机との違いは、収納力と足下スペースの広さ、価格など多岐にわたります。平机の方が収納力に劣るものの、足下は広々と使えるでしょう。

また袖机よりも製造の手間がかからないため、手頃な価格で購入できます。引き出しがない分、デスクそのものを小さく作ることが可能で、省スペースでも無理なく設置できるタイプも多く見られます。

キャビネットとの違い

キャビネットとは、四角い箱型の収納家具全般のことを指します。そのため箱型の収納がついたデスクである袖机は、キャビネットの一種ということになります。

キャビネットというと机の下に収納できる移動式の引き出しを想像しますが、厳密には意味が異なるため覚えておくと良いでしょう。

脇机との違い

脇机はその名前のとおり「机の脇」での使用を想定しており、机とくっつけることで机全体のスペースを広くすることが可能です。

袖机との違いは、デスク本体と収納部分が一体化していないこと。脇机なら、デスクと収納をそれぞれ別の場所でも使用可能です。

一方で、脇机を設置するためには、袖机よりも広いスペースを用意する必要があります。設置場所や用途に合わせて選びましょう。

袖机を使うメリット

袖机は、オフィスデスクの種類の中でも人気があります。導入した場合に得られる4つのメリットを知った上で、検討してみてください。

袖机を使う場合の、具体的なイメージを思い浮かべてみましょう。

荷物量やスペースに応じて種類を選べる

前述したとおり、袖机には片袖机や両袖机など、さまざまな種類があります。収納したい荷物の量や、デスクを設置するスペースに応じて、ぴったりなアイテムを選びやすい点がメリットです。

オフィスデスクの周りには、書類や文房具、従業員の私物といったアイテムが多く集まります。どのようなアイテムをどの程度収納したいのか、事前に予想すると「小さすぎず大きすぎない机」を選べるでしょう。

またデスクの設置場所や数の関係で、サイズを細かく指定したい人も多いのではないでしょうか。袖机なら、こうした要望にも対応しやすくなります。

収納力が高い

デスクに収納がセットになっている袖机なら、デスク周りの小物もすっきり収納できます。

文房具や書類など、あらゆるアイテムをデスク周りに収められます。必要な書類を探したり取りに行ったりする時間を短縮できるため、従業員それぞれの仕事効率も高まります。

片袖机でも十分な量の収納を確保できますが、両袖机ならさらに多くのアイテムを片付けられます。収納スペースが豊富な分、自分好みの使い方にアレンジしやすい点もメリットです。

デスク周りを広く使える

袖机は、デスク下の収納がセットになっているため、デスク天板が広めに作られている製品が多く見られます。両袖机であれば、さらに広々とした作業スペースを確保できます。

平机で多いのが「作業スペースを広く取るために大きめサイズを選んだのに、デスク上に置くものが多く、想像以上に狭くなってしまった」という失敗です。

袖机であれば、デスク上のアイテムは引き出しの中に片付けられます。すっきり整えやすいところも、デスク周りを広々と使いやすい理由の一つです。

鍵付きならセキュリティ面も安心

袖机の中には、特定の引き出しのみ「鍵付き」になっているタイプもあります。

鍵を掛けられる引き出しに貴重品や機密書類をしまっておけば、セキュリティ面での安心感も高まります。袖机を選ぶ際には、鍵付きの引き出しに何を収納したいのかしっかりとイメージした上で、十分な収納力が確保できているかどうか確認してください。

誰でも容易に移動させられるデスクワゴンとは違い、袖机の収納はデスク本体と一体化しています。そのため、万が一の場合でも「収納ごと持ち去られる」といったリスクも低減できます。

袖机を使うデメリット

一方で、袖机にはデメリットもあります。メリットとして挙げた「デスクと収納が一体化している」という点は、見方を変えるとデメリットにもなるのです。

収納下にキャスターが付いたデスクワゴンであれば、いつでも手軽に移動できます。「必要な場所に動かして使う」ことも可能です。

一方で袖机の場合、収納部分のみの移動はできません。机そのもののサイズや重量も大きいため、「机をこまめに移動したい」という場合は、負担が大きくなってしまいます。

袖机がおすすめのオフィスとは?

昨今、オフィスの形態が多様化しています。フリーアドレスで個々のデスクが特定されていない場合、袖机の特徴でもある「収納力」を十分に活かせません。

袖机が向いているのは、従業員1人に対して特定のデスクが与えられる従来型のオフィスです。配置転換や引っ越しが少ない場合、袖机は使い勝手が良いオフィスデスクとして重宝されるでしょう。

重要書類の個人管理が多いオフィスや部署においても、収納力やセキュリティ面で優れている袖机はぴったりだと考えられます。

袖机の選び方

ここからは、実際に袖机を選ぶ際のポイントについて解説します。

どのような点に注目してデスクを選べば、購入後の失敗を防げるのでしょうか。選び方のポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

サイズ(幅・奥行き・高さ)で選ぶ

袖机を選ぶ際に、ポイントとなるのがサイズです。

収納がある分、袖机は平机よりも大きくなりがち。オフィスレイアウトを考慮した上で、必要な数を無理なく設置できるかどうかシミュレーションしましょう。

設置するスペースが限られている場合、幅100cm以下のサイズがお薦めです。反対に、スペースに余裕がある場合は140cm以上の幅があるタイプを選ぶと良いでしょう。

デスクトップパソコンを設置しても余裕があり、机の上を広々と使えます。

デザイン・素材で選ぶ

袖机の雰囲気は、デザインや素材によっても大きく変わります。理想のオフィスのイメージを固め、それに沿ったデスクを選択しましょう。

機能性を重視するオフィスであれば、耐久性とコストパフォーマンスに優れたスチール製がお薦めです。

一度購入すれば長く使えるため、買い替えの手間がかかりません。汎用性が高い点も魅力の一つと言えます。

応接室や社長室に設置するなら、重厚感のある木製タイプがお薦めです。温かみのある雰囲気を演出できます。

引き出しの数・サイズで選ぶ

袖机の最大の特徴は、収納力の高さですが、使いにくい収納では意味がありません。

購入のタイミングで収納部分の作りやサイズにも注目することで、使い勝手が良くなります。

まずは引き出し収納の数に注目してみてください。数が多くなると、収納部分は浅くなります。書類を立てて収納する場合、深さ30cm以上あると無理なく片付けられます。

一方で、深い収納ばかりでは、文房具や小物の収納には適しません。バランスも考慮してみてください。

袖机のおすすめの使い方

袖机を使いこなすために、ポイントとなるのが「収納部分」です。オフィスデスクの引き出し収納について、「便利ではあるが活用しきれていない」と感じる人も多いのではないでしょうか。

袖机を使う場合の、おすすめの収納活用方法を解説します。

1段目の引き出し

袖机収納の一番上の引き出しは、机に座ったときにもっとも使いやすい場所です。出し入れする頻度が高いアイテムを収納すると、デスク全体の使い勝手も向上します。

具体的には、デスク上で使う文房具類を収納するのがお薦めです。ペンやはさみ、クリップ、ふせん、ホッチキスなどをまとめて入れておきましょう。

必要なときにさっと出して、使い終わったらそのまま片付ける習慣を身に付ければ、デスク上をきれいに保てます。

2段目の引き出し

袖机の2段目の引き出しには、文房具以外の使用頻度が高いアイテムをまとめて入れておきましょう。1段目とは用途を分けることで、必要なアイテムがどこにあるのかを把握しやすくなります。

2段目に入れるのにおすすめのアイテムは、充電器や各種コード類、お菓子、参考書などです。1段目よりも深さがあるため、うまくエリア分けして使用しましょう。

収納ボックスやブックスタンドも活用して、何がどこにあるのかひと目でわかる収納を心掛けてください。

3段目の引き出し

袖机の引き出し収納の中で、もっとも深さがある3段目は、書類やファイルホルダーを収納するのにお薦めです。

引き出し内部にファイルボックスを並べ、ファイルホルダーを立てる形で収納しましょう。デスクに座った状態でも、どこに何の書類があるのか把握しやすくなります。

ファイルの背にラベルを貼っておけば、書類を探す手間や時間も節約できます。「使用頻度が高い書類ほど手前に置く」など、自分なりのルールを設定するのもお薦めです。

まとめ

収納力の高さが魅力の袖机は、オフィス用家具の中でも人気の商品です。

上手に活用できれば、オフィス内での作業効率もより一層高められるのではないでしょうか。そのためにも、ぜひ今回紹介した情報を活かして、自社のオフィスにぴったりなアイテムを選んでみてください。

デスクをはじめとするオフィス用アイテムの購買業務は、「スマートオフィス」がサポートいたします。袖机の購入に関してわからないことや不安な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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